トマタツファーム株式会社は、世界遺産・勝連城址が位置するうるま市勝連にある農園。環境制御技術およびヒートポンプ空調を活用して、沖縄では難しいとされていたトマトの周年栽培を成功させました。
「かふートマト」という自社ブランドを立ち上げファンづくりや認知向上に繋げており、農業関係者のみならず、近くの小学校や学童と連携した収穫体験や見学会の受け入れ、老人クラブや企業の社会勉強による視察対応、SNSによる情報発信などを積極的に行っています。
(※)「かふー」とは、沖縄方言で「果報」、幸せや良い知らせを意味する。同社は「かふー」を商標登録し、他の作物への利用も目指す。
代表取締役
新里 龍武さま
沖縄では6~10月までの気温が高くトマト栽培が困難であることから、夏場は県外産トマトが多く並んでおり、輸送コスト等の理由から高価格となっているのが現状です。この時期に県内産のトマトを作ることができれば、安定した価格で販売が可能になるのではと考えました。
そこで、夏の暑い時期にヒートポンプを活用し、夜間のハウス内気温を18℃まで下げる(外気温は28~32℃)ことで、夏場でもトマトが栽培できる環境を作ることができました。ヒートポンプとの併用で換気扇を回すことでハウス内に冷気を循環させ、電気使用量を抑える工夫も行っています。
また、ヒートポンプや循環扇、自動潅水、天窓などの機器を連携できる仕組みを導入しており、制御盤上ですべての機器を操作することが可能です。管理作業の自動化により、作業の省力化や生産性の向上にも繋がっています。
農業を通して沖縄を豊かにすることが私たちの理念。農業電化は、従来の農業のイメージを変え、若い世代にとっても魅力ある職業の一つにすることができると考えています。この技術で沖縄の農業発展と、沖縄の社会問題にも貢献できるよう活動していきたいですね。
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